読書録 - 社交で稼ぐ

～Twitter、Ustream.TV、Facebookなど、ソーシャルメディアで世界一成功した男～ゲイリーの稼ぎ方(ソーシャルメディア時代の生き方・考え方)です。昨年(2010年)の本です。

街の本屋では長いことfacebook創業者の本が平積みされています。サクセスストーリーとしては興味がありますが、天才エンジニアでもない凡人の私が、これからfacebookのような巨大プラットフォームを作るなんて無理だし、あんまりリアリティーがない。
それよりも、そうしたプラットフォームを使って億単位のカネを稼いだという著者に惹かれて読んでみました。

一言で言うとアメリカンドリーム。猪突猛進。成功に向かって一直線に突っ走れ！かなりアドレナリン全開な感じでした。

著者はワイン屋の二代目らしく、好きなことを本気でやってきたから成功してるんだ、と語っている割には現在はマーケッター、自己啓発スピーカーを職にしているらしく、あれ？ホントはグルに成りたかったんじゃないの？って思ってしまいます。
ほんとに大事なのはカネじゃないっていう人生論で締めてるし。

でも「キラーマーケティング」の章の技術論は参考になります。
いろんなソーシャルメディアを多角的に組み合わせてネズミ算式に人のつながりを作っていく具体的な方法が説かれています。

ちなみに本書には、自己実現セミナーやら成功する教材やらの「！！」な営業広告がたくさん（と言っても3,4枚）挟まれてました（笑）。

（追記）
グルという表現は比喩としては古いですね（笑）。
今はギリシア神話にちなんでメンターという表現を使うみたいですね。
しかし時代の変化と共に次から次へといろんな横文字職が現れますね。なんとかコンシェルジュとか（笑）。旅館の女将（おかみ）でしょ？あれ。