読書録 - ネット帝国主義
アマゾン、アップルが日本を蝕(むしば)む (PHPビジネス新書)を読みました。
電子書籍市場を例にネットにおける日本のコンテンツ産業の行方をわかり易く示唆(指差?)する好内容な本でした。
端末からコンテンツまでを垂直に独占し、市場の囲い込みを目指すアマゾン、アップルを「ネット帝国主義」と断罪し、このままじゃみんな飼い殺しされてバカになっちゃうよ、と痛烈に批判しているのは痛快でもあります。
「帝国」にすっかり飼いならされている私も、読後は幾分霧が晴れた感じがしました。
アマゾン、アップルのような巨大企業の礼讃本は山のようにあるのでこういった批判本は貴重ですよね。勇気ある著者に拍手です。
本屋さんをブラブラする時の、あの立ち読み感覚の再現がどうやら日本の電子書籍市場の鍵になってるみたいですね。
関連記事