ajimacafe

ちょっと大きな話を。
インターネットについてです。

インターネットってなんでしょうか？
Googleがインターネット？アマゾンがインターネット？Facebookは？LINEも？
それとも家の電話線のところにあるチカチカ光ってるあの機械がインターネット？
いやいや今やみんなが持ってるスマートホンこそがインターネットでしょ？
ハッキリ言います。すべてNo！です。

インターネットとはその名の通り「インター」な「ネットワーク」のこと。
「インター」ってのは「間（あいだ）」という意味ですから、インターネットとは「間のネットワーク」または「ネットワークとネットワークの間」ということです。

誤解を恐れずにいえば、Googleやアマゾン、Facebook、LINE、あとチカチカの機械、スマートホンなんかはそれぞれがひとつの「ネットワーク」です。ロゴのついたもの、眼に見えてカタチのあるものはなんでも「ネットワーク」。で、それら別々の「ネットワーク」の間にある眼に見えない空気みたいなもののがインターネットです。

何が言いたいかっていうと、ネットワークとインターネットは違うってことです。
今やいろんな巨大なネットワークができていて、それぞれが「俺様こそがインターネットだぜ！」って感じで利用者何億人突破！などと巨大さを誇示しあっています。そして多くの人が巨大ネットワークに参加すること、つまりそれらのネットワークのサービスを利用することがインターネットを利用することだと錯覚しているんではないかと思うんです。

それぞれのネットワーク（のサービス）を使うこととインターネットを使うことは同義ではありません。利用者はサービスを利用しているだけであり、インターネットを利用しているのは「ネットワーク」なのです。

つまり、巨大ネットワークが利用者獲得に血眼になっている今の時代は、まだほんとうの意味でインターネットの時代だとは言えません。その一歩手前の恐竜ネットワーク同士がナワバリ争いをしている時代です。人間はまだインターネットを本当に使わせてもらっていないんです。

インターネットで自由な社会になるかと思ったら、FacebookやLINEに登録して友達増やして毎日写真をアップしないと仲間はずれになった気がする。こんなことならインターネットなんてない時代の方がよっぽど気が楽だった。こんな風に思ってる人は多いはずです。
でも大丈夫です。今の状況は古い時代のネットワークが「死んでたまるか！」と最後のあがきをしている姿なのです。
恐竜の最後の遠吠え。人間は岩陰でじっと待ちましょう。
時代は常に変わります。黙って笑顔で看取ってあげましょう（笑）。合掌。

大型の業務用コンピューターが、パーソナルコンピューターへと形を変えていったのと同様、ネットワークも巨大なものから徐々にダウンサイジングされ最終的にはパーソナルなものに変わります。今はネットワークのサービスを利用しているだけの人も、近い将来、簡単に自分自身のネットワークを持つことができるようになります。
つまりインターネット上に直接（ここが重要です）、自分自身のサービスを提供出来るようになるということです。もちろん無理にサービスする必要はありません。あくまで任意です。
そうなってはじめて恐竜ネットワークと自分自身のネットワークをつなぐ、本当の「インターネット」を実感出来るようになるでしょう。

ネットワークとインターネットは次元の異なるものです。
我こそがインターネット！みたいな顔をした古き良き（？）時代のネットワークの売り口上に惑わされず、家族や同僚、幼なじみ、隣近所といった自分のまわりのつながりをしっかりと作って、本当のインターネットの時代のための準備をしておきましょう。