2013年08月30日

キャラクター・ビジネスならぬビジネス・キャラクター「ペルソナ・マーケティング」

ペルソナ・マーケティングというおもしろいマーケティング手法があります。
もともとソフトウェアの開発手法として使われていたもので、ソフトウェア・デザインの第一人者であるアラン・クーパーが体系化した理論です。

UX Pioneers:アラン・クーパー氏インタビュー
DESIGN IT!




後にマイクロソフトのマネージャーであったジョン・S・ブルーイットがマーケティング理論として汎用化しいろんな業界に飛び火しました。



これはとても遊び心のある手法です。商品などのお客さんとなる人物のキャラクター・イメージを1人、あたかも実在する人のように作り上げて組織でそのイメージを共有するというものです。
興味深いのは年齢、性別、年収などの定量的データだけでなく、性格や趣味・嗜好、生い立ち、消費傾向などの定性的データをも固定してイメージを作り上げ、まさに一人の個性ある人間としての人物像(ペルソナ)を作り上げる事にあります。

そしてそのペルソナをターゲットに、関係者の間の意思の統一を図りながら商品を開発したり商売をするというマーケティング手法です。
人物像そのものは架空ではありますがそのペルソナの周辺背後にいる実在の人物を潜在顧客として見込んでいるため、ターゲティング精度の高いマーケティングが行えるとして多くの大企業が採用しはじめているようです。
ただその人物像はアンケート調査やヒアリングなどを積み重ねて綿密につくり上げるもので、決して主観的に「こういう人物にしよう」と決めるものではありません。あくまではじめに商品、商売ありきの手法です。

中小企業や個人商店などではまだ一般的な手法ではありませんが、日々顧客と接することの多いこうした小規模な組織であれば顧客にアンケートやヒアリングを取りやすいし、大規模な仕掛けも必要ありませんので導入しやすいと思います。
比較的新しいマーケティング手法で関連書籍は多くはありませんが、ネット上にも様々な情報がアップされていますので参考にしてみて下さい。

第1回:環境研究の手法--景気後退期に重要な3キーワード CNET Japan

第2回:マーケティングの「目的・手段」と「ペルソナ」 CNET Japan

第3回:「5つのペルソナ+1」を選択 CNET Japan

第4回:CMSのマス広告とコンテンツリニューアルへのペルソナ活用 CNET Japan

第5回:CMSによるペルソナドアページと多言語化 CNET Japan

第6回:マーケティングCMSの3つのフェーズとCMO CNET Japan

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